【年間増配率8%超え】日本高配当株ポートフォリオの実績報告【2022年12月】

どうも、アイクです。

今日は、私が実践している日本の高配当株投資の実績(2022年12月ver.)を報告します。

また、2022年1月からは私の高配当株ポートフォリオと日本株のインデックス(日経平均株価とTOPIX)の値動きを比較しています。

   
高配当株投資の値動きを疑似体験してください
投資初心者の方が私の投資実績を見て
  1. 分散投資するとこんな値動きになるんだな
  2. 暴落や暴騰時にはこんな取引をするんだな
  3. こういう風に資産が増えていくんだな

といったことを感じて、個別株投資への恐怖心が少しでも薄くなれば良いなと思っています。

私がなぜこんなにも個別株投資を広めたいと考えているかは、下記の記事をご覧ください。

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この記事では

  1. 管理人の現状
  2. 日本高配当株ポートフォリオの運用実績
  3. ポートフォリオの現状
について解説します。
なお、ポートフォリオの現状については、SBI証券の画像を載せています。
それではいってみましょう。

管理人の現状

管理人のプロフィール

まずは自己紹介から

興味ない人は飛ばしてください(笑)
私の大まかなプロフィールは
  • 30代男
  • 共働きサラリーマン
  • 2018年から資産運用スタート(つみたてNISAとiDeCo)
  • コロナショック時にFXの自動売買でロスカットを経験(-50万円)
  • コロナショックのどん底から高配当株投資スタート(米国高配当ETF)
  • 2021年10月から個別株投資スタート

過去の失敗があったからこそ、淡々と投資信託を積み立て、綿密な分析のうえ個別株に投資できる今があります。

失敗から学ばない人、うまく失敗できない人は市場で生き残れません。

日々学びつつ発信しつつ、これからも頑張っていきます。

管理人の金融資産について

私が現在保有しているリスク資産は

資産の種類評価額先月比(値動き込)
日本高配当個別株921万円+45万円
米国高配当ETF362万円+35万円
投資信託353万円ー10万円
待機資金144万円+37万円
合計1,780万円+107万円

となっています。

12月はボーナスが入ったり、日米ともに買い増しを行ったことで資産額が増加しています。

   
投資信託の評価額が減少してるね
   
これは単にインデックスファンドの株価が変動したものです。
むしろ安く買うチャンスと言えますね。
インデックスファンドが下落している時は、基本的に日米の株価も下がっており、買い増しチャンスに見える銘柄も増えてきた印象です(←買い増した日本株については本記事下部で解説しています。)。
因みに、外国株については以下の方針で運用しています。

以下の銘柄を配当比率が等倍になるように投資

また、日本株と外国株の投資比率は1:1

  1. SPYD:S&P500中、配当利回り上位80銘柄に均等分散
  2. HDV:米国の財務優良銘柄から抽出した高配当株75銘柄に分散投資
  3. VYM:400銘柄以上の米国高配当株へ分散投資
  4. QYLD※上級者向け:オプション取引を活用し、NASDAQの値上がり益を放棄して高配当を実現
  5. DEM※上級者向け:新興国の高配当銘柄へ分散投資
QYLDとDEMについては、非常にハイリスクな商品となりますので投資初心者におすすめする銘柄ではありません。
私の場合は
  • 両方の分配金を合わせても高配当株ポートフォリオ全体の2割程度に留まること
  • 配当金で比率を管理しているので、高利回りのものほど買い付ける資金は少なく済む

これらの理由から自分のリスク許容度の範囲内で投資できると判断しました。

   
ポートフォリオの最終系をイメージできるくらい資産運用に慣れてきたら検討してみよう

その他基本的な運用方針は

  1. 老後資金や子供の学費など遠い将来の支出に備える(投資信託)
  2. 日々の生活に潤いを与える(高配当株投資)

この二刀流となっております。

投資信託と高配当株投資の二刀流は現在と未来のどちらにも備えるバランスの良い投資だよ

高配当株投資で配当金が200万円を超えたらFIRE(経済的自立による早期退職)したいなと考えていますので、それまでの過程をこのブログで感じていただけるようにコンテンツを充実させていきます。

日本高配当株ポートフォリオの運用実績

ポートフォリオの推移~高配当株の底堅さを示す結果に~

年初を100としたときの値(先月比)はそれぞれ以下のようになりました。

  1. 高配当株ポートフォリオ 110.71(−0.76%)
  2. 日経平均株価 89.64(−6.45%)
  3. TOPIX 94.64(−4.72%)

12月は月初から米国株につられて日本株の株価も下落する展開が続いていました。

12月20日、そこに追加で日銀の金融政策見直しを受けて日本株はさらに下落

最終的に日経平均は2022年中2位、TOPIXは同年中3位の下落率となりました。

   
日銀の政策見直しは「日銀ショック」として歴史に名を残しそうだね
私の高配当株ポートフォリオも無傷とはいきませんでしたが、日銀ショック以降は銀行業や保険業といった金利上昇が追い風となる銘柄に買いが入り、全体を底堅く支えてくれました。
   
色んなビジネスモデルの銘柄に分散した効果が出ましたね

損益・配当金~評価益は10万以上の下落~

評価総額評価損益配当金配当実利回り
¥9,207,531¥663,208¥371,3674.35%
投資総額損益比率税引き後配当金税引き後実利回り
¥8,544,3237.76%¥295,9233.46%

上記の表は、私の日本高配当株ポートフォリオの運用成績表になります。

税引き後の配当金と実利回りは、所得税と住民税、復興特別所得税を合わせた20.315%分を差し引いた数値になっています。

日本株インデックスほどの下落はないものの、円ベースでは先月比13万円の下落となりました。

   
資産規模が成長して、動く金額も大きくなってきましたね
配当金については、今月も増配及び買い増しで金額は増加していますが、配当利回りは横ばいという結果でした。
評価額が下がるということは、優良銘柄を安く仕入れるチャンスなので資金管理を徹底しつつタイミングが来たら積極的に買い増しを実施していきたいですね。

増配・減配の状況~2銘柄増配・TOBに伴う1銘柄減配〜

企業名配当推移
学情37円→48円
ナトコ50円→55円
企業名配当推移
タツタ電線18円→9円

企業名が青色の銘柄は、クリックすると分析記事が見られます。

世界中でウィズコロナの流れが明確になるにつれ、製造業では受注が増加しているようですね。

日本でも就職市場が活発化しており、新卒だけでなく転職市場も盛況となっている様子。

   
転職サービスの会社は、学情だけじゃなくJACの業績もいい感じです
2023年は日銀ショックの影響から円高による材料費の低減が期待できます。
業績の上方修正からの増配を信じたいところですね。
タツタ電線が50%も減配していますが、これは特段悪いニュースではありません。
石油関連大手であるENEOSホールディングスの子会社、JX金属がタツタ電線を買収することが決定しました。
Reuters Japan

ENEOSホールディングスは21日、子会社のJX金属がタツタ電線の株式を公開買い付け(TOB)により取得すると発表した。…

買収完了後、タツタ電線は上場廃止となる予定であるため後期の配当金支払いが無くなったというわけです。
タツタ電線が生涯配当金を支払い続けてくれるならそれに越したことはないのですが、買収発表前よりも7割以上高い株価で買ってくれるなら文句はありません。
   
コメントこの買収(TOB)での利益は7万円ほどになる予定です
強いていうなら、非鉄金属セクターの銘柄がなくなってしまったので、優良銘柄が見つかれば仲間に加えてやりたいですね。

また、私の日本の高配当株ポートフォリオの一株あたりの配当金を平均すると83.4円になります。

これらを全て2022年の1月から保有していた場合、年初時点での一株あたりの配当金は77.1円でしたので、ポートフォリオ全体での増配率は8.05%という結果でした。

世界中の株式市場がマイナスに沈む中、増配してくれるのはとても助かりますね。

具体的な配当金の推移については、過去の実績記事を参考にしてもらえればと思います。

ポートフォリオの現状

2022年12月末時点の保有銘柄は以下のとおりです。

SBI証券のポートフォリオ画像より引用

今月の購入・売却銘柄~ショック相場で王道銘柄を買い増し~

企業名株数備考
兼松エレクトロニクス16株買い増し
KDDI16株買い増し
日本電信電話16株買い増し
アルプス物流200株買い増し

企業名が青色の銘柄は、クリックすると分析記事が見られます。

企業名株数備考
タツタ電線67株単元未満分の整理
12月20日の日銀ショックで全面安となった際にディフェンシブ銘柄を買い付けました。
   
今のところ株価は堅調に推移しています
優良すぎて利回りが滅多に高くならないのは残念ですが、これら王道の高配当銘柄は長く持つことで継続的に増配し、優秀なキャッシュマシンとなってくれるので、これからも明確なチャンスの時はしっかり買い増していきたいですね。
タツタ電線については、当初保有していた267株のうち67株だけ売却しました。
   
さっきJX金属が買ってくれるっていってなかった?
実はTOB(公開買い付け)には一点注意するポイントがあります。
それは、単元未満株はTOBの対象とならないことです。
日本の株式市場は100株を1単元として管理しており、99株以下の株式は単元未満株と呼ばれます。
単元未満株についてはTOBで売却することができないため、投資家自身が任意のタイミングで売却する必要があります
今回はTOBでの売却価格が720円に対して710円で売却が成立したので、個人的には十分な結果だったと考えています。

構成比率について〜電気・ガス業の買い増しタイミングはいつ?〜

※ セクターの色は緑がディフェンシブ銘柄、赤色が景気敏感銘柄であることを示します。

情報・通信と陸運業のセクターで買い増しを行ったことで、ディフェンシブ銘柄の配当比率が改善しました。

   
一般的にディフェンシブ銘柄の比率が増えるほど不況に強いポートフォリオと言えます

懸念点としては、いつまで経っても買い増せる気配がない電気・ガス業です。

保有銘柄である電源開発(J-POWER)は、日銀ショックでも株価が全く下がらず、そして国の政策も同社に追い風となっていることからなかなか買い時が見つけられずにいます。

電気・ガス業のセクターは、ロシアのウクライナ侵攻と円安の影響をモロに受け、連続増配銘柄として有名な東北電力が無配転落するなど散々な結果でした。

そんな中で一人気を吐いているJ-POWERは頻繁に増配する銘柄ではないものの、過去13年にわたって減配なしで来ているので一瞬の値下がりを逃さず買い付けていきたいですね。

セクターごとの損益~製造業の下げと金融セクターの上げ~

※ セクターの色は緑がディフェンシブ銘柄、赤色が景気敏感銘柄であることを示します。

非鉄金属の利益が異常に伸びているのは、タツタ電線のTOB発表に伴う株価上昇です。

   
720円未満で買えれば儲かるのは確実だからそりゃ欲しいよね
他には日銀の金融政策が好感され、銀行業が先月比2桁%の株価上昇となりました。
証券会社も上がるかなと思ったのですが、それ以上に株式市場や暗号通貨市場の低迷を受けて下げ基調が続いています。
また、日本の金利上昇に伴う円高が嫌気されたのか、ゴム製品や機械など景気敏感セクターの製造業が大きく下落しています。
   
株価の下落は買いのチャンスだけど、来年はリセッションの恐れもあるから慎重に検討したいですね

まとめ〜2023年の投資方針〜

この記事では

  1. 管理人の現状
  2. 日本高配当株ポートフォリオの運用実績
  3. ポートフォリオの現状
について解説しました。
2022年の高配当株投資は
  • 評価損益+10%
  • 増配率8.05%

という結果で、個人的に大成功と言って良いと思っています。

2023年も同じ方針で投資に励みたいところですが、大きく舵を切ることになりそうです。
理由は、2024年から始まる新NISAです。
一人につき年間360万円もの投資枠が用意されており、我が家では可能な限りNISA枠(夫婦で年間720万円)を使い切ろうと考えています。
その際に購入する銘柄は、高配当株ではなくインデックスファンドです。
   
インデックスファンドなら機械的に投資枠を消費することができますからね
ただ、そうなると2024年以降は高配当株を購入する資金がありません
おそらく高配当株の追加投資は、配当金の再投資以外は不可能になると思われます。
そのため、2023年は本記事で解説したような王道のディフェンシブ銘柄を買い増していこうと思っています。
10年以上放置したときに株価も配当も成長するような王道銘柄に絞って、限られた投資資金を投入していきます。
   
具体的な銘柄もブログやTwitterで発信していきます
それでは、本記事は以上です。

私のポートフォリオを構成している企業について深く知りたい方は、下記記事から企業分析記事を見てみると、私が投資を決断した理由がよくわかるはずです。

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