【初心者向け高配当企業分析】ナトコに投資する3つの理由【好財務の塗料メーカー】

どうも、アイクです。

今日は、ナトコについて企業分析していきます。

結論としては

  1. 無借金経営の安定基盤
  2. 高収益商品の売り上げ好調
  3. 右肩上がりの業績
の3つの理由から、ナトコは安心して長期保有できる高配当銘柄と判断しました。

この記事では、

  1. ナトコの概要
  2. ナトコの営業成績
  3. ナトコの財務状況
  4. ナトコの配当戦略
  5. ナトコの将来性
  6. 最新の業績

について解説します。

なお、本記事では、IRBANK様のデータを引用しています。

それではいってみましょう。

ナトコの概要

ナトコは、1948年創業の愛知県に本社がある老舗塗料メーカーです。

一般家庭にはあまり知られていない企業だと思いますが、様々な塗料を世に生み出し、自動車用、住宅の内外装、IT機器の各種コーティングといった様々な場面で活躍しています。

   
塗料っていうとペンキやスプレーを想像するけど、シンナーやコーティング剤など本当に様々な商品があるよ
同社は、ユニークな発想とオリジナリティのある商品開発を信条としており、耐熱・速乾などのよくある商品のほかに、耐指紋や抗ウイルス性能を持った塗料を開発し、幅広い顧客ニーズに応えてきました。
今では国内に8か所と韓国に1か所拠点を設け、さらに2022年にはベトナムに子会社を設立するなど、さらなる成長の種をまき続けています。

ナトコの営業成績

売上高~安定した右肩上がり~

ナトコは、2009年、2014年、2020年に大きく売り上げを落としていますが、基本的には右肩上がりの成長を続けてきました。

   
2009年はリーマンショック、2020年はコロナショックがあったけど、2014年って何かあったっけ?
2014年は、4月から消費税が5%から8%に増税となった年で、前年の2013年に駆け込み需要があったことも影響して業績を落としました。
2021年度は、10月の本決算で過去最高となる売上高を記録するなど、コロナ禍であっても好調な業績を維持しています。

営業利益率~リーマンショックでも黒字を維持する安定感~

ナトコの営業利益率は、2009年、2013年そして2014年に大きく変動していますが、全体的には7%から9%で安定しています。

同社は住宅等の内外装用塗料を主力商品にしていることから、同社と建築業の業績はそれなりに高い相関を示すことが考えられます。

   
相関って何のこと?
一方の業績がもう一方の業績に影響を与える度合いを意味し、互いの業績の推移が似ていることを相関が高いと表現します。

ナトコは建築業の企業を主要顧客にしているため、建築業全体の業績が悪い時はナトコの業績も悪くなりやすいということですね。

   
ということは、ナトコも比較的景気に敏感な銘柄と言えそうだね

建築業の業績に強く影響される同社ですが、リーマンショック下でも営業利益黒字を維持していることは高く評価できます(純利益は赤字になりましたが)。

ナトコの財務状況

自己資本比率~圧倒的な財務安定性~

ナトコの自己資本比率は、リーマンショック下でも70%以上を維持し、非常に安定感が高いのが特徴です。

   
しかも、今なお上昇傾向にあるね
2013年度と2019年度に若干比率を落としていることから、消費増税が同社の経営状況に比較的大きな影響を与えたことが分かりますね。

ネットD/Eレシオ~無借金の超安定経営~

ナトコは、記録にある2008年度から現在に至るまで有利子負債ゼロの完全な無借金経営を維持しています。

企業が倒産するのは

  1. 総資産を負債が上回って債務不履行になる
  2. 金利や買掛金が支払えなくなって、黒字倒産する
  3. 企業オーナーが後継者がいないなど何らかの理由で自主的に廃業する

以上の3パターンがほとんどです。

したがって、現状、ナトコが倒産するリスクは非常に低いと言えます。

融資を受けたり社債を発行始めたら貸借対照表に記載されるから毎回注目していこう

ナトコの配当戦略

配当金~業績が良い時は積極的に還元~

ナトコは、2014年度に減配した以外は、基本的に増配傾向です。

   
業績が落ちた時に簡単に減配するのはマイナスポイントかな

2009年度に無配転落していることから考えても、業績が悪い時には素直に減配する傾向が強いようです。

しかしながら、2013年度と2021年度のように好業績を記録した年は、本決算時に増配を発表しています。

以上をトータルで見ると、業績は長期的に成長軌道にあることから、今後も増配傾向は継続する可能性が高いと言えますね。

配当性向~常に増配余力を残した配当戦略~

ナトコの配当性向は、概ね20%から30%程度で推移しており、常に増配余力を残していることが分かります。

   
無理な配当は出さないから財務状況が良好なんだね
同社は、IR情報でも業績の推移を踏まえた安定配当の継続を基本方針としており、配当性向を見てもその方針通りに配当金を出せていることが分かります。

ナトコの将来性

業績面~時代のニーズに合った商品開発と主要顧客の業績がカギ~

ナトコの業績は、これまで安定した成長軌道を描いてきました。

今後も、物に塗ることで耐久性をアップしたり見た目を改善してくれる塗料への需要は今後もなくなることはないと考えます。

しかしながら、価格の安い海外製品などを始めとした競合他社との戦いに同社が生き残るためには、今まで以上に顧客のニーズに合った新商品の開発が重要になってきます。

   
2021年度は抗ウイルス性能が高い塗料の売り上げが好調だったよ
また、ナトコの売上高は、愛知県の外装大手メーカーであるニチハ株式会社が全体の20%を占めています。
したがって、ニチハの業績がナトコの業績にも無視できない影響を及ぼします
   
ニチハの経営が苦しい時は塗料の発注を絞るだろうからね
そこで、ニチハの現在の業績ですが、業績は右肩上がりで営業利益率も10%を超えるなど好調に推移しています。
また、今のところ実質無借金経営を達成し増配傾向にもあることから当面は安泰と言えるでしょう。
   
配当利回りが4%とかになったら買付たいくらいの優良企業でした

配当金~増配の期待はほどほどに長期安定配当を狙おう~

既に解説したように、ナトコは非常に優良な財務状況を維持しているため、無配転落するリスクはほぼないと考えています。

   
ここまで無配どころか右肩上がりですしね
しかし、リーマンショック、消費増税そしてコロナショックなど業績に大きな打撃を与えるイベントがあった時は素直に減配するのも事実です。
そういったネガティブイベントは約10年に一度の頻度で発生すると言われていることから、今後も定期的に大減配を発表することはあるはずです。
ちなみに、2022年度の配当金は、原材料費の高騰などを鑑みて2021年度の60円から50円に減配する見込みとなっています。
細く長く安定配当狙いの方が心穏やかに付き合えそうだね

最新の業績

良い点~高性能塗料の販売好調~

ナトコは、高耐久の外装塗料や抗ウイルス性能に優れた内装塗料といった高収益商品の売行が好調であったため、2021年度は前年度2桁%の増収増益を発表しました。

   
営業利益率が前年比40%も増えてるし、かなり好調な年だったんだね
コロナ禍で屋内にいる時間が増えたこともあり、抗ウイルス性能の高い商品に対する需要は年々高まっています
今後、同社が抗ウイルス塗料メーカーとしての地位を確立できれば、今以上に高い収益性を獲得することも可能と考えます。
   
今後の成長にも期待できる優良企業だね

悪い点~原材料費の高騰で来年度は大幅減益~

来年度の見通しについては、原材料であるナフサ価格の高騰や供給不足から大幅な減益を見込んでいます

   
世界中でインフレが進行してるからね

ナトコは、業績が悪い時は無理な配当維持はしないので、配当金もおそらく予想通りの減配となるでしょう。

また、原材料の高騰が一過性なものである保証もないので、販売価格への転換がうまくいかないと、みるみるうちに業績が悪化する恐れもあります。

ナトコの財務状況であれば、数年程度の業績悪化はしのげるでしょうが、決算短信などを細かくチェックしていく必要はありそうです。

   
無配転落したら売却するとか事前に決めておくのもいいね

まとめ

この記事では、

  1. ナトコの概要
  2. ナトコの営業成績
  3. ナトコの財務状況
  4. ナトコの配当戦略
  5. ナトコの将来性
  6. 最新の業績

について解説しました。

ナトコの配当金は業績次第で簡単に上下する傾向にあるものの、結論としては

  1. 無借金経営の安定基盤
  2. 高収益商品の売り上げ好調
  3. 右肩上がりの業績
の3つの理由から、ナトコは安心して長期保有できる高配当銘柄と判断しました。
   
業績が下がれば減配するけど、そもそもの業績が安定してるからね
しかしながら、昨今の原油高を始めとした各種インフレには注意が必要です。
うまい棒が2円値上げするだけで大変なニュースになったくらい、長年デフレ経済であった日本で商品価格を上げるのは並大抵のことではありません
食品産業新聞社ホームページ

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今後数年は業績の分析を密にしていかなきゃね

ナトコの企業分析は以上になります。

他の企業の銘柄分析も見たい方は、こちらの記事から飛べるようになっています。

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