どうも、アイクです😆
このブログでは、以前から日本の高配当個別株投資について情報発信を続けてきました。
しかし、大切なことをお話していないことについ先日気付きました。
それは、そもそもなぜ日本の個別株に投資する必要があるのかということです。
最近は、政府主導でつみたてNISAやiDeCoといった非課税でかつ初心者が勝ちやすい制度が出てきていることもあり投資信託への投資が活発になっています。
- 本来投資価値の無い上場企業の株も買われる
- 日本からお金が減っていく
- 投資信託を積立てるだけでは売る力が着かない
この3つの理由になります。
それでは、解説していきます👍
本来投資価値の無い上場企業の株も買われる
世界的な投資ブームの昨今、日本でも株式や債券といった伝統的な投資の他、FXや仮想通貨など様々な金融資産で資産運用が行われています。
その中でも、投資初心者向けとして一際人気を博しているのが、株式指数(インデックス)に連動する投資信託へ投資するインデックス投資です。
日本でも、日経平均やtopicsに連動する投資信託が証券会社各社より売り出され、一定の指示を得ています(殆どは日銀が買っているみたいですが(笑))。
私人類は、程度の差はあれど、誰しもが今より豊かになりたいと思い日々生きています。
したがって、国単位や全世界での経済成長を期待して、それらに丸ごと投資するインデックス投資は、投資家が資産を増やす目的を達成するためには非常に理にかなった投資手法です。
そんな、資産形成の最適解ともいえるインデックス投資ですが、一つだけ問題点があります。
それは、見出しにも書いたように投資価値のない企業にも機械的に投資されるということです。
ここでいう投資価値のない企業というのは、ビジネスがうまくいっていないとか財務状況が悪いという意味ではなく、犯罪行為に手を染めていたり、倫理的に許されない行為で収益を上げている企業を指しています。
インデックス投資家は、資産のほんの一部とはいえ、そのような存在意義に乏しい企業の運転資金を拠出していることをもっと考えなければならないのではないでしょうか。
日本からお金が減っていく
インデックス投資に採用されている株式指数(インデックス)には様々な種類がありますが、2021年11月現在、王道といわれているのは
- S&P500
- 全世界株式
の2つになります。
S&P500は、簡単に言うと米国の主要企業500社で構成されるインデックスです。
- 日本企業に投資されないため日本の衰退が加速する
- 円安につながり輸入コストが増えることで、国内での販売コストが上がる
といった影響が考えられるのです。
投資信託を積立てるだけでは売る力が身につかない
「売りは買いより難しい」
こんな投資の格言を聞いたことはないでしょうか?
意味は読んで字のごとく、投資は買う時よりも売却して利益または損失を確定させるときの方が難易度が高いという意味です。
インデックス投資の場合、「買い」については基本的に何も考えずに毎月同じタイミングで同じ金額を機械的に投資するドルコスト平均法という手法が確立されています。
残念ながら、売りについては上記のようなサービスがまだ十分に整備されていません。
サービスが提供されていない理由はいくつかあるでしょうが、私は、まだ投資信託を売却して使っていくフェイズにいる人が少ないからだと考えています。
サービスを作るのもコストがかかるわけですから、企業としても需要の少ないサービスを作る気はないのでしょうね。
しかし、インデックス投資信託の場合、分配金など保有するだけでお金をもらえることはありません。
したがって、インデックス投資家は、「買い」の段階ではプログラムが機械的に買い付けてくれていたのに、数十年後、「売り」の段階になったとたん、初めて自分の意志で細かい売買をしなければならなくなるのです。
数十年もの間、一度も投資信託を売るという経験をしたことのないインデックス投資家が、いざその時に正しい判断を下せるのか?
私は甚だ疑問です。
まとめ
この記事では、日本の個別株に投資せずインデックス投資のみに終始する3つのデメリットとして
- 本来投資価値の無い上場企業の株も買われる
- 日本からお金が減っていく
- 投資信託を積立てるだけでは売る力が着かない
ということについて解説しました。
私は、この記事でインデックス投資を否定するつもりは微塵もありません。
インデックス投資が、個人が運用で資産形成をする上での最適解であることに疑いの余地はありません。
私自身、つみたてNISAとiDeCoは妻の分も含めて満額やっています。
肝心なのは、それだけでいいのか?ということです。
日本の個別株投資が投資初心者にとって難易度が低いものだとはけして言いません。
しかし、個別株投資の経験を積むことでこの記事で上げたデメリットを軽減することができます。
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