- 2021年度の決算情報を追加しました
- 各種業績を更新しました
- 記事内容をリライトしました
どうも、アイクです。
今日は、JACリクルートメントについて企業分析をしていきます。
JACリクルートメントは、高収入サラリーマン・プロフェッショナル向けの転職コンサルティングを提供している企業です。
結論としては
- 三方良しのビジネスモデル
- 利益率20%を超える高収益
- 無借金・金満経営
- 時代の追い風が吹いている
という理由から、同社は景気敏感銘柄ではあるものの、非常に投資価値が高い企業であると判断しました。
- JACリクルートメントの概要
- JACリクルートメントの営業成績
- JACリクルートメントの財務状況
- JACリクルートメントの配当戦略
- JACリクルートメントの将来性
- 最新の業績
について解説します。
なお、同社の業績等については、IRBANK様を参考にしています。
それではいってみましょう。
JACリクルートメントの概要
三方良しのビジネスモデル
冒頭でも書いたように、JACリクルートメントの事業内容は、転職希望者と優良な人材を採用したい企業との間に立ってお互いにとって有益な転職・採用となるようコンサルティングすることです。
従来の採用では、企業は複数の応募の中から自社に貢献できる人材を自力で発掘する必要がありました。
また、転職希望者も限られた情報の中で転職先を探すことになります。
そんなな中で行われる転職では、お互いをよく知って納得のいく転職・採用活動するというのは非常に困難です。
そんな両者の間に、転職・採用コンサルティングのプロであるJACリクルートメントが入ることで
- 転職希望者は自分に合う企業の情報が手に入るし転職活動の手厚いサポートが受けられる
- 採用する企業にとって真に必要な人材をコンサルタントが紹介してくれるので時間とコストを抑えられる
といったメリットを享受できるようになりました。
そうして転職・採用活動を成功させたJACリクルートメントは、企業から成果報酬をいただくというビジネスモデルとなっています。
完全成功報酬型のサービスだから採用側のメリットが大きい
JACリクルートメントの営業成績
売上高~〇〇ショックはもれなく直撃~
JACリクルートメントの売り上げは、年々右肩上がりを描いています。
冒頭で解説したように、優秀な人材を一企業が発掘することは非常に時間とお金がかかるので、同社のような転職コンサルタント事業に対する需要は今後も増え続けることが予想されます。
利益率~低コストなビジネスモデルが生み出す高利益率~
先程解説したように、JACリクルートメントのビジネスモデルは、転職希望者と企業の間に立ち、採用活動をサポートするものです。
つまり、JACリクルートメントにとっての商品は転職希望者といえます。
このビジネスモデルの場合、小売業では必須となる商品を管理する倉庫や管理するための費用が一切不要になるため、非常に高い利益率を叩き出すことができます。
JACリクルートメントの財務状況
自己資本比率~7割前後の安定した比率を維持~
JACリクルートメントの自己資本比率は、単年では70%を切る年もありますが、ほぼ7割以上をキープしています。
利益率の解説でも書きましたが、JACリクルートメントのような在庫を抱えないビジネスモデルは、ほかのビジネスよりも比較的低コストで運営できるため優良な財務を維持しやすいです。
ネットD/Eレシオ~無借金経営を継続中~
記録に残っている2014年以降、JACリクルートメントは一度も借り入れをせずに無借金経営を継続しています。
したがって、当面は倒産リスクについては考える必要はないでしょう。
JACリクルートメントの配当戦略
配当金~コロナショック直撃により初の減配~
JACリクルートメントは、コロナ禍で転職市場が冷え込んでいる2020年度、ついに減配となりました。
配当性向~今後の増配は業績次第か!?~
配当性向を見ると、コロナショックが直撃した2019年度は180%を記録しています。
これは、利益だけでなく会社の資産からも配当金を出しているということです。
今の配当をこれからも維持してくれるのか心配だよ
JACリクルートメントの将来性~アフターコロナの転職需要増+IT技術の発展によりさらなる低コスト化に期待~
新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活を良くも悪くも激変させました。
- いざというときに企業は守ってくれない(派遣切りやパートの雇止めなど)
- 職場に行かなくても仕事はできる(テレワークやメタバースなど)
上記2点などは実際に体験した方も少なくないでしょう。
私は、これらの事象は、JACリクルートメントにとって大きくプラスに働くと考えています。
一つの企業に滅私奉公するリスクを多くの人が認識したことで、今後は日本でも米国のように転職が当たり前の世の中になっていくので、同社のメインビジネスである人材紹介業の需要は伸びていくはずです。。
最新の業績
好業績+来年度増収増益予想・・・でも株価は
2022年2月15日に発表した決算短信でJACリクルートメントは、前年比2桁%の増収増益。
さらに、来年度も増収増益予想です。
株価は未来への期待で上下する
株価が上下する要因は様々ですが、基本的には半年から1年後の業績を予想して変動すると言われています。
しかし、配当金狙いの投資家にとっては、業績が伸びる中での株価下落は絶好の買い増しチャンスです。
こういう銘柄に巡り合ったら、、各人の投資ルールを逸脱しない限度いっぱいまで買っておきたいですね。
まとめ
- JACリクルートメントの概要
- JACリクルートメントの営業成績
- JACリクルートメントの財務状況
- JACリクルートメントの将来性
- 最新の業績
について解説しました。
通常、高配当株投資において景気に大きく左右される景気敏感株への投資割合は低く抑えるべきだといわれています。
しかし、JACリクルートメントについては
- 三方良しのビジネスモデル
- 利益率20%を超える高収益
- 無借金・金満経営
- 時代の追い風が吹いている
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